CROWN
トヨタの量販車種の中でも最上級モデルの地位を担う日本を代表するセダン
CONCEPT
日本を代表する高級セダン、そしてそれらの中でも最も古い歴史を持つブランドである。初代は日本初の純国産設計車として登場し、以降現在までトヨタの量販車種の中でも最上級モデルの地位を長く担い、「いつかはクラウン」というキャッチコピー(1983年に登場した7代目で用いられた)等にも象徴されるように、一般に高級車として広く認知されている。当初からオーナードライバー向けの乗用車として開発され、その時代ごとにトヨタが提案をし、消費者が求める日本の高級車像が反映されてきた。また官公庁などの公用車、企業の社用車としても用いられている。
☆このページでは全てのモデルを紹介するスペースが無い為、抜粋して紹介致します☆
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初代 RS型/S2#型/S3#型
(1955年~1962年)

クラウンの歴史は古く、初代は1955年(昭和33年)に発売された。
国外メーカーとは提携せず、米国車の各コンポーネントを手本としながらではあるが純国産設計で開発され、スタイリングはトヨタの社内デザインでは有るが太平洋戦争後に高級車の象徴となったアメリカ車の影響が濃厚であった。後部座席の乗り降りしやすさを重視した、観音開きのドアが車体構造上の特徴である。エンジンは1953年(昭和28年)に先行登場したトヨペット・スーパーから流用された水冷直列4気筒OHVのR型を採用し、排気量は1.5 L、出力は48 PSであった。コラムシフト(リモートコントロール式と称した)の3速手動変速機は、2、3速にシンクロナイザーを装備した。公称最高速度は100 km/hを誇った。
この時代の日本は道路の舗装率が低く、また、補修も追いつかない状況であったことからタクシー向け営業車や商用車では、クラウンの独立懸架シャシに依然として耐久性への懸念があった。そこでトヨタでは、傘下の関東自動車工業に設計を依頼し、並行してセダン型の「トヨペット・マスター」、そしてライトバンとピックアップトラックの「トヨペット・マスターライン」が開発され、同社で生産された。これらは前後輪ともばね枚数の多いリーフスプリングで固定軸を吊った構造とし、トラック同様の高い強度の足回りを持たせたうえで、パワートレーンなどはクラウンと共通とした。しかし、クラウンがタクシー用途に導入されると独立懸架の耐久性に問題がないことが判明し、タクシー会社からも好評であったため、マスターは短期間で生産が中止され、マスターラインも後にS20系クラウンと共通のボディへ変更された。予想外の短期間で廃止となったマスターのプレス型は、初代スタウトや初代コロナのボディに多くが流用され、損失を最小限に抑えた。
(画像はRS初期型・福山自動車時計博物館所蔵)
国外メーカーとは提携せず、米国車の各コンポーネントを手本としながらではあるが純国産設計で開発され、スタイリングはトヨタの社内デザインでは有るが太平洋戦争後に高級車の象徴となったアメリカ車の影響が濃厚であった。後部座席の乗り降りしやすさを重視した、観音開きのドアが車体構造上の特徴である。エンジンは1953年(昭和28年)に先行登場したトヨペット・スーパーから流用された水冷直列4気筒OHVのR型を採用し、排気量は1.5 L、出力は48 PSであった。コラムシフト(リモートコントロール式と称した)の3速手動変速機は、2、3速にシンクロナイザーを装備した。公称最高速度は100 km/hを誇った。
この時代の日本は道路の舗装率が低く、また、補修も追いつかない状況であったことからタクシー向け営業車や商用車では、クラウンの独立懸架シャシに依然として耐久性への懸念があった。そこでトヨタでは、傘下の関東自動車工業に設計を依頼し、並行してセダン型の「トヨペット・マスター」、そしてライトバンとピックアップトラックの「トヨペット・マスターライン」が開発され、同社で生産された。これらは前後輪ともばね枚数の多いリーフスプリングで固定軸を吊った構造とし、トラック同様の高い強度の足回りを持たせたうえで、パワートレーンなどはクラウンと共通とした。しかし、クラウンがタクシー用途に導入されると独立懸架の耐久性に問題がないことが判明し、タクシー会社からも好評であったため、マスターは短期間で生産が中止され、マスターラインも後にS20系クラウンと共通のボディへ変更された。予想外の短期間で廃止となったマスターのプレス型は、初代スタウトや初代コロナのボディに多くが流用され、損失を最小限に抑えた。
(画像はRS初期型・福山自動車時計博物館所蔵)
4代目 S6#/7#型
(1971年~1974年)

通称名「クジラ」
ボディバリエーションは4ドアセダン、2ドアハードトップ、カスタム(ワゴン)、バンの3種となった(車両型式はハードトップがS7#系、それ以外がS6#系)。このモデルからは「トヨタ・クラウン」となる(3代目まではトヨペットクラウン)
「スピンドル・シェイプ(紡錘形)」と呼ばれる、丸みを帯びたスタイルから「クジラ」の愛称を持つ。三角窓を廃して曲面を多用した車体や、バンパーをボディー同色としたカラードバンパーの標準装備を特徴とする、斬新で革新的なスタイリングが、登場当初は歓迎されたがボディー先端を絞り込んだデザインによってエンジンルームへの通風が不足し、夏季にオーバーヒートが続発したことや、ボディーの先端形状の見切りの悪さから、取り回しに支障が出たことによる不評が相次いだ。これらが要因となって、同時期にモデルチェンジしたセドリック/グロリアに販売台数で逆転されたことから「クラウン史上唯一にして最大の失敗作」と紹介されることが多いものの、「スピンドル・シェイプ」のスタイリングは、「クジラ」の愛称とともに、現在でも根強い人気を持つ。
この代からは、セダン・ハードトップの両方に「スーパーサルーン」が最上級グレードとして新たに設定された。その他は先代を引き継ぎ、「スーパーデラックス」「デラックス」(セダン・ハードトップ共通)「オーナーデラックス」(セダンのみ)、「SL」(当初はハードトップのみで、マイナーチェンジ時にセダンにも設定された)「ハードトップ」というグレード構成となった。またバンにも「デラックス」が設定されている。装備面ではオプションとして後輪ESC(現在のABS)・EAT(電子制御式自動変速機)が「SL」に設定されたほか、オートドライブを「SL」「スーパーサルーン」「スーパーデラックス」にオプション設定したこと、VIP顧客向けに電動リクライニング式リアセパレートシート(このオプションを選択した際は、リアシートが3人掛けから2人掛けとなる)が採用されたことが挙げられる。さらに、世界で初めてアイドリングストップ機能が搭載され、EASS(Engine Automatic Stop and Start System)の名でMT車にオプション設定された。 また、歴代クラウンでは唯一、ボディーカラー名には「墨花(ぼくか:ブラック)」「白鳳(はくほう:ホワイト)」「荒磯(あらいそ:ブルー)」と、センチュリーと同じように漢字の名称を使用した。
(画像は後期タイプ)
ボディバリエーションは4ドアセダン、2ドアハードトップ、カスタム(ワゴン)、バンの3種となった(車両型式はハードトップがS7#系、それ以外がS6#系)。このモデルからは「トヨタ・クラウン」となる(3代目まではトヨペットクラウン)
「スピンドル・シェイプ(紡錘形)」と呼ばれる、丸みを帯びたスタイルから「クジラ」の愛称を持つ。三角窓を廃して曲面を多用した車体や、バンパーをボディー同色としたカラードバンパーの標準装備を特徴とする、斬新で革新的なスタイリングが、登場当初は歓迎されたがボディー先端を絞り込んだデザインによってエンジンルームへの通風が不足し、夏季にオーバーヒートが続発したことや、ボディーの先端形状の見切りの悪さから、取り回しに支障が出たことによる不評が相次いだ。これらが要因となって、同時期にモデルチェンジしたセドリック/グロリアに販売台数で逆転されたことから「クラウン史上唯一にして最大の失敗作」と紹介されることが多いものの、「スピンドル・シェイプ」のスタイリングは、「クジラ」の愛称とともに、現在でも根強い人気を持つ。
この代からは、セダン・ハードトップの両方に「スーパーサルーン」が最上級グレードとして新たに設定された。その他は先代を引き継ぎ、「スーパーデラックス」「デラックス」(セダン・ハードトップ共通)「オーナーデラックス」(セダンのみ)、「SL」(当初はハードトップのみで、マイナーチェンジ時にセダンにも設定された)「ハードトップ」というグレード構成となった。またバンにも「デラックス」が設定されている。装備面ではオプションとして後輪ESC(現在のABS)・EAT(電子制御式自動変速機)が「SL」に設定されたほか、オートドライブを「SL」「スーパーサルーン」「スーパーデラックス」にオプション設定したこと、VIP顧客向けに電動リクライニング式リアセパレートシート(このオプションを選択した際は、リアシートが3人掛けから2人掛けとなる)が採用されたことが挙げられる。さらに、世界で初めてアイドリングストップ機能が搭載され、EASS(Engine Automatic Stop and Start System)の名でMT車にオプション設定された。 また、歴代クラウンでは唯一、ボディーカラー名には「墨花(ぼくか:ブラック)」「白鳳(はくほう:ホワイト)」「荒磯(あらいそ:ブルー)」と、センチュリーと同じように漢字の名称を使用した。
(画像は後期タイプ)
6代目 S11#型
(1979年~1983年)

通称「鬼クラ」
キャッチコピーは「日本の薫り」、「クラウンは人を語る」(1979年型)、「ちょっと誇らしく」(1981年型)。スタイルはより直線的でスタイリッシュなイメージとなった。2800cc車には、4代目のS6#型以来となるカラードバンパー(衝撃吸収式)が装備され、デザイン面でのアクセントとなった。運転席パワーシート、クルーズコンピューター、電子チューナー搭載オーディオなどの先進的な設備も採用され、「トーニング」と呼ばれる2トーンのボディーカラーも設定された。
威圧感の有るフロントマスクから「鬼クラ」の愛称が着いた。
初期型のヘッドライトはハードトップが異型2灯式、セダン(スタンダードは除く)ワゴンは角型4灯式、セダンのスタンダード、バンは丸型4灯式。2ドアハードトップはこの世代を最後に廃止される。
また2ドアハードトップには、ルーフ後部をレザー貼りとしたランドウトップがオプション設定されていた。
(画像は2800cc後期タイプ)
キャッチコピーは「日本の薫り」、「クラウンは人を語る」(1979年型)、「ちょっと誇らしく」(1981年型)。スタイルはより直線的でスタイリッシュなイメージとなった。2800cc車には、4代目のS6#型以来となるカラードバンパー(衝撃吸収式)が装備され、デザイン面でのアクセントとなった。運転席パワーシート、クルーズコンピューター、電子チューナー搭載オーディオなどの先進的な設備も採用され、「トーニング」と呼ばれる2トーンのボディーカラーも設定された。
威圧感の有るフロントマスクから「鬼クラ」の愛称が着いた。
初期型のヘッドライトはハードトップが異型2灯式、セダン(スタンダードは除く)ワゴンは角型4灯式、セダンのスタンダード、バンは丸型4灯式。2ドアハードトップはこの世代を最後に廃止される。
また2ドアハードトップには、ルーフ後部をレザー貼りとしたランドウトップがオプション設定されていた。
(画像は2800cc後期タイプ)
8代目 S13#型
(1987年~1999年)

キャッチコピーは「満たされて、新しいクラウン。」(1987年型)後期型よりV8・4000ccと2500ccが追加された。
4ドアハードトップのみに3ナンバー専用の「ワイドボデー」がラインナップ。先代までのバンパーのみならずドアやフェンダーも3ナンバー車専用とした。デザインは直線的な先代の面影を色濃く残しながらも、Cピラーの化粧板(クリスタル・ピラー)がなくなり、曲線を巧みに織り交ぜたものとなった。先代同様に個人ユーザー向けの4ドアハードトップはドアミラーが標準なのに対し、法人ユーザー向けのセダンはフェンダーミラーが標準。
装備・技術面ではエアサスペンション(ロイヤルサルーンG)、トラクションコントロール、CD-ROM情報によるカーナビゲーション機能を持ったエレクトロマルチビジョンなどが採用された。
グレードは、4ドアハードトップは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーセレクト」「スーパーエディション」。セダンは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーサルーン」「スーパーデラックス」「デラックス」「スタンダード」。ステーションワゴンは「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーデラックス」。2.0 L車のみスーパーチャージャー搭載のグレードが存在した(2000ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー)。インパネデザインはパーソナルインパネとフォーマルインパネの2種類があり、前者が4ドアハードトップ、後者がセダンと4ドアハードトップのコラムシフト車で選択できた。 ホイールデザインは6種類あり、上位2種類はアルミホイールでその他はスチールホイール。ワイドボデーは全グレード15インチアルミホイール、ロイヤルサルーン(ハードトップの5ナンバー及びセダン)が14インチアルミホイール、その他は14インチスチールホイール(オプションで14インチアルミ装着可能)だった。フロントグリルとリアのエンブレムは4.0 L車には「V8」、3.0 L車には「3.0」、2.5 L車には「2.5」のエンブレムが付く。2.0 L車には排気量のエンブレムは付かない。海外輸出は、セダン系が主でアジア・中東・アフリカ向けにロイヤルサルーンが用意されたほか香港・シンガポール・中東の一部の地域で何れも4ドアハードトップ3000ロイヤルサルーンの輸出がある。
当時のバブル景気と販売時期が重なり、月間販売台数で一時カローラを上回る。年間販売台数も、1988年 - 1990年は日本車の販売ランキングでカローラ、マークIIに次ぐ第3位を記録し、1990年は歴代・過去最高の23万9858台を記録した。 特に4ドアハードトップが人気で販売台数が多かった。
この時期からVIPカーブームが到来し、各カスタムショップがこぞってパーツ開発に乗り出した。
(画像は後期タイプV8)
4ドアハードトップのみに3ナンバー専用の「ワイドボデー」がラインナップ。先代までのバンパーのみならずドアやフェンダーも3ナンバー車専用とした。デザインは直線的な先代の面影を色濃く残しながらも、Cピラーの化粧板(クリスタル・ピラー)がなくなり、曲線を巧みに織り交ぜたものとなった。先代同様に個人ユーザー向けの4ドアハードトップはドアミラーが標準なのに対し、法人ユーザー向けのセダンはフェンダーミラーが標準。
装備・技術面ではエアサスペンション(ロイヤルサルーンG)、トラクションコントロール、CD-ROM情報によるカーナビゲーション機能を持ったエレクトロマルチビジョンなどが採用された。
グレードは、4ドアハードトップは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーセレクト」「スーパーエディション」。セダンは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーサルーン」「スーパーデラックス」「デラックス」「スタンダード」。ステーションワゴンは「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーデラックス」。2.0 L車のみスーパーチャージャー搭載のグレードが存在した(2000ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー)。インパネデザインはパーソナルインパネとフォーマルインパネの2種類があり、前者が4ドアハードトップ、後者がセダンと4ドアハードトップのコラムシフト車で選択できた。 ホイールデザインは6種類あり、上位2種類はアルミホイールでその他はスチールホイール。ワイドボデーは全グレード15インチアルミホイール、ロイヤルサルーン(ハードトップの5ナンバー及びセダン)が14インチアルミホイール、その他は14インチスチールホイール(オプションで14インチアルミ装着可能)だった。フロントグリルとリアのエンブレムは4.0 L車には「V8」、3.0 L車には「3.0」、2.5 L車には「2.5」のエンブレムが付く。2.0 L車には排気量のエンブレムは付かない。海外輸出は、セダン系が主でアジア・中東・アフリカ向けにロイヤルサルーンが用意されたほか香港・シンガポール・中東の一部の地域で何れも4ドアハードトップ3000ロイヤルサルーンの輸出がある。
当時のバブル景気と販売時期が重なり、月間販売台数で一時カローラを上回る。年間販売台数も、1988年 - 1990年は日本車の販売ランキングでカローラ、マークIIに次ぐ第3位を記録し、1990年は歴代・過去最高の23万9858台を記録した。 特に4ドアハードトップが人気で販売台数が多かった。
この時期からVIPカーブームが到来し、各カスタムショップがこぞってパーツ開発に乗り出した。
(画像は後期タイプV8)
11代目 S17#型
(1999年~2003年)

キャッチコピーは「21世紀へ。このクラウンで行く」
ボディ剛性をより向上させるため、1974年登場の5代目以来、25年間続いた4ドアピラードハードトップがドアサッシュ(窓枠)を持つ4ドアセダンとなった。スポーティードレスアップグレードに「アスリート」の名称がS13#型以来8年ぶりに復活し、S12#型以来14年ぶりにターボ搭載車も加わった。アスリートの登場によって2世代続いたロイヤルツーリングは廃止された。ロイヤルシリーズが「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルエクストラ」。アスリートシリーズが「アスリートG」「アスリートV」「アスリート」。アスリートVは280 PS / 38.5 kg-mを発生する2.5 L DOHCターボ。ヘッドランプではロイヤルが従来のリフレクターとカット入りレンズとなる。ディスチャージヘッドランプはアスリートに設定された。1977年以来続いたディーゼルエンジン搭載車は消滅。MT搭載モデルも民生/警察車両含めてこの代で消滅。またステーションワゴンが新規開発され、名称もクラウンエステートに改称(1999年12月から2007年6月まで販売された)
2001年8月のマイナーチェンジで内外装を変更、3.0ロイヤルサルーンにトヨタ独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載するグレードが用意され、国土交通省低排出ガス車認定制度で50%低減レベル、八都県市指定低公害車認定で優-低公害車☆☆ を獲得。直噴エンジンを2.5Lにも設定を拡大。ロイヤルにもディスチャージヘッドランプを設定。アスリートには17インチアルミホイール&45扁平タイヤがオプションとなった他、テールランプが丸型三連タイプとなった。ロイヤル系もアスリート同様にサイドとリヤのアンダー部分が黒からボディカラーに変更。アスリートにブラックのボディカラーを追加。ヤマハ発動機による「アスリートVX」という、独自の足回り(X-REAS)と300 PSにパワーアップしたエンジンを持つモデルが限定販売された。
(画像は前期タイプアスリート)
ボディ剛性をより向上させるため、1974年登場の5代目以来、25年間続いた4ドアピラードハードトップがドアサッシュ(窓枠)を持つ4ドアセダンとなった。スポーティードレスアップグレードに「アスリート」の名称がS13#型以来8年ぶりに復活し、S12#型以来14年ぶりにターボ搭載車も加わった。アスリートの登場によって2世代続いたロイヤルツーリングは廃止された。ロイヤルシリーズが「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルエクストラ」。アスリートシリーズが「アスリートG」「アスリートV」「アスリート」。アスリートVは280 PS / 38.5 kg-mを発生する2.5 L DOHCターボ。ヘッドランプではロイヤルが従来のリフレクターとカット入りレンズとなる。ディスチャージヘッドランプはアスリートに設定された。1977年以来続いたディーゼルエンジン搭載車は消滅。MT搭載モデルも民生/警察車両含めてこの代で消滅。またステーションワゴンが新規開発され、名称もクラウンエステートに改称(1999年12月から2007年6月まで販売された)
2001年8月のマイナーチェンジで内外装を変更、3.0ロイヤルサルーンにトヨタ独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載するグレードが用意され、国土交通省低排出ガス車認定制度で50%低減レベル、八都県市指定低公害車認定で優-低公害車☆☆ を獲得。直噴エンジンを2.5Lにも設定を拡大。ロイヤルにもディスチャージヘッドランプを設定。アスリートには17インチアルミホイール&45扁平タイヤがオプションとなった他、テールランプが丸型三連タイプとなった。ロイヤル系もアスリート同様にサイドとリヤのアンダー部分が黒からボディカラーに変更。アスリートにブラックのボディカラーを追加。ヤマハ発動機による「アスリートVX」という、独自の足回り(X-REAS)と300 PSにパワーアップしたエンジンを持つモデルが限定販売された。
(画像は前期タイプアスリート)
12代目 S18#型
(2003年~2008年)

「ZERO CROWN〜かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる〜」これは前期型のキャッチコピーだった。「そのクルマに終着点は無い。終わりの無い進化だけがある。ZERO CROWN、第2章。」という広告は後期型の物で有る。この様なキャッチコピーから、「ゼロクラウン」と通称される。プラットフォーム、エンジン、サスペンションといった主要コンポーネントが刷新され、プラットフォームは新開発のNプラットホームに、エンジンは長く使われた直列6気筒に代わり、より静音性能、環境性能を高めたV型6気筒のGRエンジンに切り替えられ、タイミングチェーン方式へと変更、変速機は2.5 Lが5速AT、3.0 Lはシーケンシャルシフト付の6速ATが搭載され、パワーステアリングも油圧式から電動式へ変更、このモデルで採用されるNプラットフォームは、マークX、クラウンマジェスタ、レクサス・GS(S19#型)でも採用されている。スポーティーで流麗なスタイリングも大きな特徴となり、長く続いたクラウンの保守的なイメージを一新するものとなった。エンブレムの書体も変更されている。
月間目標販売台数は、「ロイヤル」と「アスリート」を合わせて5000台でした。
2003年12月22日 - 発売。
2004年8月26日 -2.5 Lに四輪駆動車を追加。
2004年12月24日 -クラウン生誕50周年記念特別仕様車を発売。
2005年10月4日 - マイナーチェンジを行う。エクステリアではロイヤル・アスリートにヘッドランプのスモーク化や、フロントグリル、リヤコンビネーションランプのデザインが変更された。エンジンは、アスリートがレクサス・GSと共通の3.5 Lの2GR-FSE)に換装され、出力も315 PSとなった。3.0 Lはロイヤル系のみの設定となる。2.5 L 後輪駆動車は6速ATに変更され「2.5アスリートfour」にも本革シート等を標準装備とした豪華装備のGパッケージを追加。純正オーディオのCDデッキにおいてはMP3対応品となり、ナビゲーションはHDD方式となった。同年から、中国で「皇冠」として現地生産を開始した。
(画像はロイヤルサルーン前期型)
月間目標販売台数は、「ロイヤル」と「アスリート」を合わせて5000台でした。
2003年12月22日 - 発売。
2004年8月26日 -2.5 Lに四輪駆動車を追加。
2004年12月24日 -クラウン生誕50周年記念特別仕様車を発売。
2005年10月4日 - マイナーチェンジを行う。エクステリアではロイヤル・アスリートにヘッドランプのスモーク化や、フロントグリル、リヤコンビネーションランプのデザインが変更された。エンジンは、アスリートがレクサス・GSと共通の3.5 Lの2GR-FSE)に換装され、出力も315 PSとなった。3.0 Lはロイヤル系のみの設定となる。2.5 L 後輪駆動車は6速ATに変更され「2.5アスリートfour」にも本革シート等を標準装備とした豪華装備のGパッケージを追加。純正オーディオのCDデッキにおいてはMP3対応品となり、ナビゲーションはHDD方式となった。同年から、中国で「皇冠」として現地生産を開始した。
(画像はロイヤルサルーン前期型)
13代目 S20#型
(2008年~2012年)

キャッチコピーは「超えてゆく、ブランド。」月間販売目標は3シリーズ合わせて5500台で、うち800台はハイブリッドである。従来の「ロイヤルシリーズ」は「ロイヤルサルーンシリーズ」となった。これは廉価グレードであった「ロイヤルエクストラ」が廃止されたためである。型式番号はS19♯がレクサス・GSであるためS20#型となる。外観は先代の18#型のイメージを踏襲しつつ、よりシャープにさせた曲線的なデザインとなった。リヤのエンブレムの配置も変更され、6代目から12代目までは右側にCROWN、左側にグレード名だったが、13代目から右側にグレード名、左側にCROWNという配置となった。ディスチャージランプはプロジェクター化される。リヤはバンパー・マフラーが一体化した構造を採用。ハイブリッドモデルには、世界初となる全面液晶パネルを使用したグラスコックピットメーターの「ファイングラフィックメーター」が搭載された。ロイヤルサルーンの4GR-FSE(2.5 L)車には、東京都内の個人タクシー向けに、後部プライバシーガラスを装備しない「Kパッケージ」(東京トヨペット管内のみ販売)がある。また、ハイヤー向けには、リヤパワーシートや助手席オットマン機能付シートを標準装備とした「Hパッケージ」が設定されていた。
2008年2月18日 - 発売。
2008年5月6日 - 「ハイブリッド」発売。
2009年4月 - 「オート上海2009」にて、中国向けクラウンとしてマジェスタのボディを使用した2代目となるS200型を出展。先代180型クラウンに引き続き天津一汽トヨタにて現地生産される予定である。なお、ショートホイールベースのS200型は中国国内で製造・販売の予定はない。
2009年4月6日 - 国内での累計販売が500万台を突破したのを記念して、ロイヤルサルーンおよびアスリートに「Anniversary Edition」と「Special Edition」を追加。
2009年6月16日 - 「ハイブリッド」の標準グレードをベースに一部装備の削除・簡略化を行い、ベース車に比べ79万円の大幅引き下げを実現した特別仕様車「スペシャルエディション」を発売。(販売は7月1日より)
2010年2月8日 - マイナーチェンジ。内外装の意匠変更と同時に「ロイヤルサルーンシリーズ」・「アスリートシリーズ」の2.5 L・2WD車の燃費を向上させ、「平成22年度燃費基準 + 15 %」を達成した。そして新たに「環境対応車 普及促進税制」に適合し、2.5 L車はレギュラーガソリン指定となり、出力・トルクともにスペック値が抑えられた。「ロイヤルサルーン/ロイヤルサルーン i-Four」、「アスリート/アスリート i-Four」には装備を厳選した「スペシャル パッケージ」とHDDナビを標準装備した「スペシャルナビ パッケージ」を追加。これと同時に、トヨタモデリスタインターナショナルのカスタマイズによるコンプリートカー「クラウン アスリート +Mスーパーチャージャー」(ベースは3.5アスリートおよび同Gパッケージ)を発売。ハイブリッドは法人需要を考慮してベースをアスリートからロイヤルサルーンに変更[25]し、「スタンダードエディション」を廃止。替わりにVGRS(ギア比可変システム)、雨滴感応式オートワイパー、ファイングラフィックメーター、排出ガス検知式内外気自動切替システムなどを装備した「Lパッケージ」、プリクラッシュセーフティシステム、運転席パワーイージーアクセスシステム、レーダークルーズコントロール、本革シートなどを装備した「Gパッケージ」を追加し、3グレードに再編。標準グレードはファイングラフィックメーターの代わりに、他の2シリーズに搭載されているオプティトロンメーターを改良したものに変更された。
2010年10月 - 特別仕様車「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four Leather Selection」を発売。ベースモデルに本革シートと電動ムーンルーフなどの特別装備を加えた。
2010年12月20日 - 誕生55周年記念特別仕様車「Anniversary Edition」を発売。「ロイヤルサルーン」4グレード、「アスリート」2グレード、ハイブリッドの全7グレードが用意される。「ロイヤルサルーン」と「アスリート」では専用のフロントデザインや本革シート表皮などを、ハイブリッドはマルチアジャスタブルパワーシートをそれぞれ装備するとともに、オリジナル本革車検証入れとシリーズごとにカラーが異なるスマートキーとスカッフプレートを装備した。なお、「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four」に限り、さらに電動ムーンルーフを加えた「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four Anniversary Edition・Moonroof package」も期間限定発売されている。
2011年11月1日 - 誕生55周年記念特別仕様車「Anniversary Edition」のうち、「ロイヤルサルーン」4グレードと「アスリート」2グレードで仕様変更を行い、ツートーンカラーの本革シート(「ロイヤルサルーン」はシェル×アイボリー、「アスリート」はダークブラウン×ブラック)とフレンチポプラ調の木目調パネルの組み合わせ設定を追加した。
2012年4月2日 - 特別仕様車「Premium Edition」を発売。「ロイヤルサルーン」4グレードと「アスリート」2グレードの計6グレードが用意されており、共通装備としてマイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング・シート・ミラー)、パワーイージーアクセスシステム(運転席)、電動リヤサンシェード、イージークローザー、リバース連動メモリー機能付ドアミラーを備えるとともに、「ロイヤルサルーン」と「アスリート」で異なる専用加飾フロントグリルやヘッドランプエクステンション、本革シート(アスリートのみ)、フレンチポプラ調の木目調パネル(「アスリート」はダークブラウン×ブラックの本革シート&オリーブウッド調の木目調パネルも選択可)などを採用した。
13代目の販売終了前月までの新車登録台数の累計は21万567台
(画像はロイヤルサルーン前期型)
2008年2月18日 - 発売。
2008年5月6日 - 「ハイブリッド」発売。
2009年4月 - 「オート上海2009」にて、中国向けクラウンとしてマジェスタのボディを使用した2代目となるS200型を出展。先代180型クラウンに引き続き天津一汽トヨタにて現地生産される予定である。なお、ショートホイールベースのS200型は中国国内で製造・販売の予定はない。
2009年4月6日 - 国内での累計販売が500万台を突破したのを記念して、ロイヤルサルーンおよびアスリートに「Anniversary Edition」と「Special Edition」を追加。
2009年6月16日 - 「ハイブリッド」の標準グレードをベースに一部装備の削除・簡略化を行い、ベース車に比べ79万円の大幅引き下げを実現した特別仕様車「スペシャルエディション」を発売。(販売は7月1日より)
2010年2月8日 - マイナーチェンジ。内外装の意匠変更と同時に「ロイヤルサルーンシリーズ」・「アスリートシリーズ」の2.5 L・2WD車の燃費を向上させ、「平成22年度燃費基準 + 15 %」を達成した。そして新たに「環境対応車 普及促進税制」に適合し、2.5 L車はレギュラーガソリン指定となり、出力・トルクともにスペック値が抑えられた。「ロイヤルサルーン/ロイヤルサルーン i-Four」、「アスリート/アスリート i-Four」には装備を厳選した「スペシャル パッケージ」とHDDナビを標準装備した「スペシャルナビ パッケージ」を追加。これと同時に、トヨタモデリスタインターナショナルのカスタマイズによるコンプリートカー「クラウン アスリート +Mスーパーチャージャー」(ベースは3.5アスリートおよび同Gパッケージ)を発売。ハイブリッドは法人需要を考慮してベースをアスリートからロイヤルサルーンに変更[25]し、「スタンダードエディション」を廃止。替わりにVGRS(ギア比可変システム)、雨滴感応式オートワイパー、ファイングラフィックメーター、排出ガス検知式内外気自動切替システムなどを装備した「Lパッケージ」、プリクラッシュセーフティシステム、運転席パワーイージーアクセスシステム、レーダークルーズコントロール、本革シートなどを装備した「Gパッケージ」を追加し、3グレードに再編。標準グレードはファイングラフィックメーターの代わりに、他の2シリーズに搭載されているオプティトロンメーターを改良したものに変更された。
2010年10月 - 特別仕様車「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four Leather Selection」を発売。ベースモデルに本革シートと電動ムーンルーフなどの特別装備を加えた。
2010年12月20日 - 誕生55周年記念特別仕様車「Anniversary Edition」を発売。「ロイヤルサルーン」4グレード、「アスリート」2グレード、ハイブリッドの全7グレードが用意される。「ロイヤルサルーン」と「アスリート」では専用のフロントデザインや本革シート表皮などを、ハイブリッドはマルチアジャスタブルパワーシートをそれぞれ装備するとともに、オリジナル本革車検証入れとシリーズごとにカラーが異なるスマートキーとスカッフプレートを装備した。なお、「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four」に限り、さらに電動ムーンルーフを加えた「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four Anniversary Edition・Moonroof package」も期間限定発売されている。
2011年11月1日 - 誕生55周年記念特別仕様車「Anniversary Edition」のうち、「ロイヤルサルーン」4グレードと「アスリート」2グレードで仕様変更を行い、ツートーンカラーの本革シート(「ロイヤルサルーン」はシェル×アイボリー、「アスリート」はダークブラウン×ブラック)とフレンチポプラ調の木目調パネルの組み合わせ設定を追加した。
2012年4月2日 - 特別仕様車「Premium Edition」を発売。「ロイヤルサルーン」4グレードと「アスリート」2グレードの計6グレードが用意されており、共通装備としてマイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング・シート・ミラー)、パワーイージーアクセスシステム(運転席)、電動リヤサンシェード、イージークローザー、リバース連動メモリー機能付ドアミラーを備えるとともに、「ロイヤルサルーン」と「アスリート」で異なる専用加飾フロントグリルやヘッドランプエクステンション、本革シート(アスリートのみ)、フレンチポプラ調の木目調パネル(「アスリート」はダークブラウン×ブラックの本革シート&オリーブウッド調の木目調パネルも選択可)などを採用した。
13代目の販売終了前月までの新車登録台数の累計は21万567台
(画像はロイヤルサルーン前期型)
14代目 S21#型
(2012年~2018年)

012年12月発売型のキャッチコピーは「CROWN Re BORN」。シリーズは先代に引き続き2構成。先代の「ロイヤルサルーンシリーズ」は廉価グレード「ロイヤル」の新設に伴って「ロイヤルシリーズ」に戻されるとともに、3.0 Lモデルを廃止。これにより、シリーズ最上級グレードの「ロイヤルサルーンG」も2.5 Lとなった。 「アスリートシリーズ」は継続設定となった3.5 Lモデル(「アスリートS」・「アスリートG」に設定)に組み合わされる「Super ECT」が6速から8速に多段化され、パドルシフト付となった(同時にブリッピングも搭載)。また、先代では独立シリーズとして展開していたハイブリッドモデルは「ロイヤル」、「アスリート」両シリーズに設定される形で編入。エンジンは排気量を3.5 L(2GR-FSE型)から2.5 Lにダウンサイジングし、カムリに搭載されている2AR-FXE型をベースに新世代直噴技術「D-4S」を搭載して直噴化、縦置きとした新開発の直列4気筒・2AR-FSE型に変更(4気筒エンジンは10代目の2.4 Lディーゼルで途絶えて以降、久々の採用となる。また3.5 Lハイブリッドは後にマジェスタシリーズに搭載された)。これに、300 N・mの最大トルクを持つモーターを組み合わせた「後輪駆動車専用ハイブリッドシステム」としたことでV6・3.0 Lガソリン車に匹敵する動力性能を持つとともに、JC08モードにおける燃費性能を14.0 km/Lから23.2 km/Lに大幅向上。さらに、顧客の拡大やハイブリッドカーのさらなる普及を視野に、車両本体価格の大幅値下げを行った(540万円〜620万円→410万円〜543万円)。
先代からプラットフォームをキャリーオーバーし、エクステリアは基本部分をキープコンセプトとしつつも、フロントマスクを刷新。フロントはバンパーレベルまで回り込む大型のラジエーターグリルを全車に装着するが、ロイヤルシリーズが車名の由来でもある「王冠」を意識してデザインされている反面、アスリートシリーズはそれに加えて稲妻のような切れ込みを下部に加えることでスピード感を演出。今までのクラウンから逸脱した仕上がりとなった、また、ヘッドライトには両シリーズともLEDクリアランスランプを採用した。
インテリアには新たに「トヨタマルチオペレーションタッチ」が採用され、エアコンや前席シートヒーター、全車に標準装備となる「ドライブモードセレクト」等を全てここから操作できるようになっていると同時に、運転席ドアオープン時にはグラフィックが点灯してドライバーを迎える「おもてなし演出」も搭載されている。また、ハイブリッド車全車にはステアリングヒーターを標準装備としている。また、下位グレードのロイヤルとアスリートはオーディオレスが標準となり、ロイヤルサルーンとアスリートS(3.5 Lを除く)ではレス設定が可能になった(2016年8月の一部改良でこの設定は廃止)。先代ハイブリッドシリーズで採用されていたファイングラフィックメーターは今回は採用されていない。
安全装備についてはいずれもトヨタ車初となる、最大30 km/h程度減速し、衝突を回避あるいは衝突の被害を軽減する新型プリクラッシュセーフティシステム、過度のアクセルワークによる衝突や障害物との接触を未然に防ぐ「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」、シフト誤操作や急発進などによる事故を未然に防ぐ「ドライブスタートコントロール(DSC)」、夜間にハイビームを保持しつつ、前方車両に当たる部分を自動遮光して良好な前方視界を確保する「アダプティブハイビームシステム(AHS)」がグレードに応じて設定される一方で、ハイブリッド車全車に衝突時の歩行者頭部の衝撃緩和を促すポップアップフード(ボンネット)を標準装備した。
また、演出家のテリー伊藤がカラーコーディネートを手掛け、メーター指針とスイッチ(ハイブリッド車はパワースイッチ、ガソリン車はエンジンスタートスイッチ)にピンクを、ステアリングオーナメント・スマートキー/カードキー・HDDナビゲーションオープニング画面の各王冠マークにはピンクさし色を、ドアアームレスト・インストルメントパネルサイド・ステアリングホイールにはピンクステッチをそれぞれ施すことで、上質で特別感がある室内空間とした。なお、特別設定色のボディカラーは「モモタロウ(カラーコード:3T4)という名称がつけられた。
そして、2015年3月25日に誕生60周年記念特別仕様車「アスリートS/アスリートS Four"空色edition"」・「アスリートS/アスリートS Four"若草色edition"」として公式発表した。ハイブリッド車の「アスリートS」・「アスリートS Four」をベースに、特別仕様車「Black Style」に採用されているブラック塗装(格子部分)とスモークメッキ枠を施したフロントグリルやブラックスパッタリング工法により塗装を施した専用18インチアルミホイールに加え、ボディカラーに「空色(カラーコード:8V7)「若草色(カラーコード:6W5)」(正式名称は「ルミナスグリーンマイカメタリック」)を特別色として設定したほか、内装は本革シート表皮&ドアトリム、インストルメントパネルアッパー、シートベルト、センターコンソール&オーディオカバー、フロントセンターアームレストをホワイトで統一し、ステッチもボディカラーに合わせて「空色」又は「若草色」のステッチを施した。
(画像はアスリート前期型)
先代からプラットフォームをキャリーオーバーし、エクステリアは基本部分をキープコンセプトとしつつも、フロントマスクを刷新。フロントはバンパーレベルまで回り込む大型のラジエーターグリルを全車に装着するが、ロイヤルシリーズが車名の由来でもある「王冠」を意識してデザインされている反面、アスリートシリーズはそれに加えて稲妻のような切れ込みを下部に加えることでスピード感を演出。今までのクラウンから逸脱した仕上がりとなった、また、ヘッドライトには両シリーズともLEDクリアランスランプを採用した。
インテリアには新たに「トヨタマルチオペレーションタッチ」が採用され、エアコンや前席シートヒーター、全車に標準装備となる「ドライブモードセレクト」等を全てここから操作できるようになっていると同時に、運転席ドアオープン時にはグラフィックが点灯してドライバーを迎える「おもてなし演出」も搭載されている。また、ハイブリッド車全車にはステアリングヒーターを標準装備としている。また、下位グレードのロイヤルとアスリートはオーディオレスが標準となり、ロイヤルサルーンとアスリートS(3.5 Lを除く)ではレス設定が可能になった(2016年8月の一部改良でこの設定は廃止)。先代ハイブリッドシリーズで採用されていたファイングラフィックメーターは今回は採用されていない。
安全装備についてはいずれもトヨタ車初となる、最大30 km/h程度減速し、衝突を回避あるいは衝突の被害を軽減する新型プリクラッシュセーフティシステム、過度のアクセルワークによる衝突や障害物との接触を未然に防ぐ「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」、シフト誤操作や急発進などによる事故を未然に防ぐ「ドライブスタートコントロール(DSC)」、夜間にハイビームを保持しつつ、前方車両に当たる部分を自動遮光して良好な前方視界を確保する「アダプティブハイビームシステム(AHS)」がグレードに応じて設定される一方で、ハイブリッド車全車に衝突時の歩行者頭部の衝撃緩和を促すポップアップフード(ボンネット)を標準装備した。
また、演出家のテリー伊藤がカラーコーディネートを手掛け、メーター指針とスイッチ(ハイブリッド車はパワースイッチ、ガソリン車はエンジンスタートスイッチ)にピンクを、ステアリングオーナメント・スマートキー/カードキー・HDDナビゲーションオープニング画面の各王冠マークにはピンクさし色を、ドアアームレスト・インストルメントパネルサイド・ステアリングホイールにはピンクステッチをそれぞれ施すことで、上質で特別感がある室内空間とした。なお、特別設定色のボディカラーは「モモタロウ(カラーコード:3T4)という名称がつけられた。
そして、2015年3月25日に誕生60周年記念特別仕様車「アスリートS/アスリートS Four"空色edition"」・「アスリートS/アスリートS Four"若草色edition"」として公式発表した。ハイブリッド車の「アスリートS」・「アスリートS Four」をベースに、特別仕様車「Black Style」に採用されているブラック塗装(格子部分)とスモークメッキ枠を施したフロントグリルやブラックスパッタリング工法により塗装を施した専用18インチアルミホイールに加え、ボディカラーに「空色(カラーコード:8V7)「若草色(カラーコード:6W5)」(正式名称は「ルミナスグリーンマイカメタリック」)を特別色として設定したほか、内装は本革シート表皮&ドアトリム、インストルメントパネルアッパー、シートベルト、センターコンソール&オーディオカバー、フロントセンターアームレストをホワイトで統一し、ステッチもボディカラーに合わせて「空色」又は「若草色」のステッチを施した。
(画像はアスリート前期型)
15代目 S22#型
(2018年~2022年)

2018年6月26日
フルモデルチェンジ、キャッチフレーズは「CROWN BEYOND」14代目クラウンのユーザー層は50〜60代がメインであったが、30〜40代の輸入車を好む比較的若い層にもクラウンを訴求するため、「TNGA」に基づく「GA-Lプラットフォーム」を採用。シャシーをニュルブルクリンクで鍛え上げて「走る・曲がる・止まる」といった車両性能を大きく進化させて、スタイリングとともにスポーティなセダンとしての生まれ変わりが図られた。
また車載通信機DCMを全車に標準搭載し、「初代コネクティッドカー」を標榜している。
ボディカラーは、新しいお客様が付いてきてくれないという理由で、先代で設定されたピンクなどの色は継続されなかった。
また220系よりこれまで展開してきた「ロイヤル」「アスリート」「マジェスタ」と言うブランドを廃止し、残念ながらマジェスタは廃止となった。
「ロイヤル」、「マジェスタ」に代わる標準仕様(「B」・「S」・「G」・「G-Executive」)、および「アスリート」に代わる「RS」仕様(「RS-B」・「RS」・「RS Advance」)に整理された。このうち、「B」と「RS-B」は2.0 Lターボ車専用グレード、「G-Executive」はハイブリッド車(2WD車は3.5 Lのみの設定)専用グレードとなる。「S」には「C package」が設定されているほか、「S(C packageを含む)」・「RS」・「RS Advance」・「G」・「G-Executive」には4WDも設定されており、14代目同様、グレード名に「Four」が付記されている(ハイブリッド車のみ)。
また、時代の流れか排気量はダウンサイジングされ、2Lターボ・2,5Lハイブリット・3.5Lハイブリットとなった。
フルモデルチェンジ、キャッチフレーズは「CROWN BEYOND」14代目クラウンのユーザー層は50〜60代がメインであったが、30〜40代の輸入車を好む比較的若い層にもクラウンを訴求するため、「TNGA」に基づく「GA-Lプラットフォーム」を採用。シャシーをニュルブルクリンクで鍛え上げて「走る・曲がる・止まる」といった車両性能を大きく進化させて、スタイリングとともにスポーティなセダンとしての生まれ変わりが図られた。
また車載通信機DCMを全車に標準搭載し、「初代コネクティッドカー」を標榜している。
ボディカラーは、新しいお客様が付いてきてくれないという理由で、先代で設定されたピンクなどの色は継続されなかった。
また220系よりこれまで展開してきた「ロイヤル」「アスリート」「マジェスタ」と言うブランドを廃止し、残念ながらマジェスタは廃止となった。
「ロイヤル」、「マジェスタ」に代わる標準仕様(「B」・「S」・「G」・「G-Executive」)、および「アスリート」に代わる「RS」仕様(「RS-B」・「RS」・「RS Advance」)に整理された。このうち、「B」と「RS-B」は2.0 Lターボ車専用グレード、「G-Executive」はハイブリッド車(2WD車は3.5 Lのみの設定)専用グレードとなる。「S」には「C package」が設定されているほか、「S(C packageを含む)」・「RS」・「RS Advance」・「G」・「G-Executive」には4WDも設定されており、14代目同様、グレード名に「Four」が付記されている(ハイブリッド車のみ)。
また、時代の流れか排気量はダウンサイジングされ、2Lターボ・2,5Lハイブリット・3.5Lハイブリットとなった。
16代目 SH35型
(2022年~現在)

2022年7月15日
16代目へのフルモデルチェンジを正式発表。キャッチフレーズは「DISCOVER YOUR CROWN.」本モデルからは日本だけでなく海外でも初めてグローバル販売される予定。
セダンに加え、ハッチバックモデルのスポーツ、セダンとSUVを融合させたクーペライクシルエットを特徴とするクロスオーバー、そして、SUVモデルとして約15年ぶりの名称復活を果たすエステート[注釈 34]の4つのバリエーションへ刷新され、先陣を切る形でクロスオーバーが同年秋から発売される(発売当初は「CROSSOVER RS"Advanced"」、「CROSSOVER G"Advanced・Leather Package"」、「CROSSOVER G"Advanced"」の3つのみとなり、それ以外は2023年1月生産開始予定)。
パワートレインは2種類のハイブリッドシステムが用意され、1つは15代目のTHS IIをベースにクロスオーバーに合わせて最適化するとともに、ニッケル水素電池を2代目アクアに導入されたバイポーラ型に変更したシリーズパラレル方式、もう1つは直列4気筒の2.4 LターボエンジンT24A-FTS型に、後輪に搭載された電動パワートレイン「eAxle」とバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせたトヨタ初採用のデュアルブースト方式が採用される。
装備面では、13代目(S20#型)ハイブリッドシリーズ以来となる12.3インチカラーTFTメーター+マルチインフォメーションディスプレイを全車に搭載し、エントリーモデルの「CROSSOVER X」では14代目(S21#型)ロイヤル/アスリートベースモデル以来のディスプレイオーディオレスになった。
クロスオーバーのグレード体系はスタンダードモデルの「CROSSOVER X」、ハイグレードモデルの「CROSSOVER G」、ハイブリッドターボモデルの「CROSSOVER RS」が基本となり、「CROSSOVER G」と「CROSSOVER RS」にはカラーヘッドアップディスプレイなどの装備追加を行った"Advanced"、「CROSSOVER G」にはシート表皮を本革仕様とし、ヘッドランプを4眼に変え、後席シートヒーターを追加した"Leather Package"や"Advanced"の装備をプラスした"Advanced・Leather Package"も設定される。
また、同日にアメリカでも1972年以来となるクラウン導入が発表された[52]。アメリカ仕様も日本仕様同様2種類のハイブリッドシステムが導入され、グレードは「XLE」「Limited」「Platinum」の3グレードとなる。日本仕様との大きな違いとして、日本仕様はフロント・アルミホイールのセンターキャップ・ステアリングに王冠ロゴが配されているが、アメリカ仕様ではトヨタエンブレムとなる。
16代目へのフルモデルチェンジを正式発表。キャッチフレーズは「DISCOVER YOUR CROWN.」本モデルからは日本だけでなく海外でも初めてグローバル販売される予定。
セダンに加え、ハッチバックモデルのスポーツ、セダンとSUVを融合させたクーペライクシルエットを特徴とするクロスオーバー、そして、SUVモデルとして約15年ぶりの名称復活を果たすエステート[注釈 34]の4つのバリエーションへ刷新され、先陣を切る形でクロスオーバーが同年秋から発売される(発売当初は「CROSSOVER RS"Advanced"」、「CROSSOVER G"Advanced・Leather Package"」、「CROSSOVER G"Advanced"」の3つのみとなり、それ以外は2023年1月生産開始予定)。
パワートレインは2種類のハイブリッドシステムが用意され、1つは15代目のTHS IIをベースにクロスオーバーに合わせて最適化するとともに、ニッケル水素電池を2代目アクアに導入されたバイポーラ型に変更したシリーズパラレル方式、もう1つは直列4気筒の2.4 LターボエンジンT24A-FTS型に、後輪に搭載された電動パワートレイン「eAxle」とバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせたトヨタ初採用のデュアルブースト方式が採用される。
装備面では、13代目(S20#型)ハイブリッドシリーズ以来となる12.3インチカラーTFTメーター+マルチインフォメーションディスプレイを全車に搭載し、エントリーモデルの「CROSSOVER X」では14代目(S21#型)ロイヤル/アスリートベースモデル以来のディスプレイオーディオレスになった。
クロスオーバーのグレード体系はスタンダードモデルの「CROSSOVER X」、ハイグレードモデルの「CROSSOVER G」、ハイブリッドターボモデルの「CROSSOVER RS」が基本となり、「CROSSOVER G」と「CROSSOVER RS」にはカラーヘッドアップディスプレイなどの装備追加を行った"Advanced"、「CROSSOVER G」にはシート表皮を本革仕様とし、ヘッドランプを4眼に変え、後席シートヒーターを追加した"Leather Package"や"Advanced"の装備をプラスした"Advanced・Leather Package"も設定される。
また、同日にアメリカでも1972年以来となるクラウン導入が発表された[52]。アメリカ仕様も日本仕様同様2種類のハイブリッドシステムが導入され、グレードは「XLE」「Limited」「Platinum」の3グレードとなる。日本仕様との大きな違いとして、日本仕様はフロント・アルミホイールのセンターキャップ・ステアリングに王冠ロゴが配されているが、アメリカ仕様ではトヨタエンブレムとなる。
歴史
当店では特にGRS200型をお取り扱いしております

- 燃費
- おおよそ街乗りで(2500cc)7~8km前後、2,5リッターと3リッターで1km位の差
- 特徴
- 200系よりハイブリッド車が追加となり、ナビ装着車はBluetooth対応にて音楽をアプリで聴けるようになった。
- 特徴
- 平成22年2月にマイナーチェンジ、フロントのバンパー形状、テールランプの配置が変更となり燃料はレギュラー仕様へ変更された。
- 注意点
- トヨタの高級セダンなので基本は良く出来ているがダンパー系が弱い、特にトヨタ車全般に言えるがボンネットダンパーはかなりの確率でダメになる。またリアショックのオイル漏れも見受けられる。