PRESIDENT
日産自動車がかつて製造・販売したショーファードリブンカーである。
CONCEPT
主に法人向け・ハイヤー向けの大型乗用車であり、日産自動車のフラグシップモデルであった。主に日本国内における官公庁・企業などでの公用車や社用車(役員車)等としての使用が想定されており、当時の佐藤栄作首相の公用車としても納入された。主として日本国内向けの車であったが、一方で1980年代後半から香港やシンガポールなど東南アジア地域のごく一部で輸出販売をしていた。
初代

1963年2月発売、2,800 ccのK型エンジンを積む「セドリックスペシャル」発売され、後にプレジデントへと発展した。
グレードはタイプA・B・C・Dの4段階でタイプDが最高級仕様となりタイプA(MT車)・B(AT車)にH30型(3000cc)タイプC・DにY40型
cc)エンジンが搭載され、Y40型搭載車にはフロントホイールアーチ後部、及びトランクリッド後端に「V8」のエンブレムが付加されていた。フェンダーミラーには国産市販車初のワイヤー式リモコンミラーが採用された。また国産乗用車初の対向ピストン型ブレーキキャリパーを搭載したのも当車である。
同時代のアメリカ製大型乗用車と軌を一にする水平基調を元にしたデザインは、元々2代目セドリック130型用に日産社内デザイナーが計画していたもので、2代目セドリックが会社上層部の意向によりピニンファリーナによる欧州風デザインに差し替えられてしまったため、サイズ拡大のリデザインを受けてプレジデントに転用されたものである。
グレードはタイプA・B・C・Dの4段階でタイプDが最高級仕様となりタイプA(MT車)・B(AT車)にH30型(3000cc)タイプC・DにY40型
cc)エンジンが搭載され、Y40型搭載車にはフロントホイールアーチ後部、及びトランクリッド後端に「V8」のエンブレムが付加されていた。フェンダーミラーには国産市販車初のワイヤー式リモコンミラーが採用された。また国産乗用車初の対向ピストン型ブレーキキャリパーを搭載したのも当車である。
同時代のアメリカ製大型乗用車と軌を一にする水平基調を元にしたデザインは、元々2代目セドリック130型用に日産社内デザイナーが計画していたもので、2代目セドリックが会社上層部の意向によりピニンファリーナによる欧州風デザインに差し替えられてしまったため、サイズ拡大のリデザインを受けてプレジデントに転用されたものである。
2代目

当時の資料ではフルモデルチェンジと銘打たれてはいるが、基本の車台とキャビン部のエクステリアデザイン等はほぼ不変であり、実際はフルモデルチェンジと言うよりも「スキンチェンジ」に近い状態であるが、当時は3ナンバー車の税金が非常に高額であり、当然市場も限定されていたため、少ない費用で新型車の開発を余儀なくされていた。そこで250型は150型の設計の多くを踏襲し、部分的な設計変更でコストを抑えて開発された。全てが新規設計ではないが、新型車として運輸省(当時)の認可を受けているため、法律的にはモデルチェンジである。 新型車としての変更点はフロントマスクとリアエンドを中心とした大幅なデザインの変更と全長の200mm以上の延長である、派手で押し出しの強い即物的スタイリングとなった。また全長延長分のそのほとんどは150型時代に不評だったトランクルーム容量の拡大に費やされ、結果リアオーバーハングの増大へとつながっている。 アメ車並の排気量も相まって、一層アメリカンスタイルが強まったデザインになった。
搭載エンジンはY44型4.4LV型8気筒OHVと、150型から引き継いだH30型3.0L 直列6気筒OHVの2種類。
1973年8月29日発売開始。グレードはY44型搭載車のタイプDとH30型搭載車のタイプA(MT車)・B(AT車)の3段階で有ったが
1975年4月マイナーチェンジに伴い排ガス規制によりキャブからEGI化されY44型エンジンのみとなった。
(画像は後期タイプ)
搭載エンジンはY44型4.4LV型8気筒OHVと、150型から引き継いだH30型3.0L 直列6気筒OHVの2種類。
1973年8月29日発売開始。グレードはY44型搭載車のタイプDとH30型搭載車のタイプA(MT車)・B(AT車)の3段階で有ったが
1975年4月マイナーチェンジに伴い排ガス規制によりキャブからEGI化されY44型エンジンのみとなった。
(画像は後期タイプ)
3代目

搭載エンジンはVH45DE型4.5L V型8気筒DOHC。インフィニティQ45と同エンジンであるが、法人向けとしての性格上、特性が変更されている。
グレードは発売当初は油圧アクティブサスペンションを装着したベースグレードのみが用意されるモノグレードであった。前年の1989年11月に登場した「日産・インフィニティQ45(G50型)」をベースにホイールベースを延長、ラジエーターグリルを持つ専用フロントマスクとなり、インフィニティ・Q45の上級車種として設定された。前期(平成2年10月~)中期(平成6年5月~)後期(平成10年12月~)問わず、コノリーレザー仕様のオプション(約90万円)が存在した。またフロアマットについてはオプションで(段通マット)ペルシャマット(約30万円)が用意された。
1992年2月にグレード追加し新たに油圧アクティブサスペンションのV仕様、マルチリンクサスペンションのD仕様が用意された。さらに、公用・社用車ではなく個人購買層を意識し、ショートホイールベースの「プレジデントJS(PG50型)」が登場。
1993年にはオーテックジャパンの手による「ロイヤルリムジン」が追加。グレードはロイヤルセレクションIとセンターパーテーション装着のロイヤルセレクションIIが発売された。
2002年8月にはJHG50型、JG50型、PHG50型、PG50型(ちなみにJHG、PHGがアクティブサス、JG、PGがバネサス)の全モデルが生産終了。在庫対応分のみの販売となり、2003年9月に在庫対応分がすべて完売し販売終了。
(画像は後期タイプロング)おぎやはぎの愛車遍歴にて当店所有の車輛が紹介されました。
グレードは発売当初は油圧アクティブサスペンションを装着したベースグレードのみが用意されるモノグレードであった。前年の1989年11月に登場した「日産・インフィニティQ45(G50型)」をベースにホイールベースを延長、ラジエーターグリルを持つ専用フロントマスクとなり、インフィニティ・Q45の上級車種として設定された。前期(平成2年10月~)中期(平成6年5月~)後期(平成10年12月~)問わず、コノリーレザー仕様のオプション(約90万円)が存在した。またフロアマットについてはオプションで(段通マット)ペルシャマット(約30万円)が用意された。
1992年2月にグレード追加し新たに油圧アクティブサスペンションのV仕様、マルチリンクサスペンションのD仕様が用意された。さらに、公用・社用車ではなく個人購買層を意識し、ショートホイールベースの「プレジデントJS(PG50型)」が登場。
1993年にはオーテックジャパンの手による「ロイヤルリムジン」が追加。グレードはロイヤルセレクションIとセンターパーテーション装着のロイヤルセレクションIIが発売された。
2002年8月にはJHG50型、JG50型、PHG50型、PG50型(ちなみにJHG、PHGがアクティブサス、JG、PGがバネサス)の全モデルが生産終了。在庫対応分のみの販売となり、2003年9月に在庫対応分がすべて完売し販売終了。
(画像は後期タイプロング)おぎやはぎの愛車遍歴にて当店所有の車輛が紹介されました。
4代目

2年前の2001年1月に登場した「シーマ(F50型)」とコンポーネンツを同一とする上級車種として登場。搭載エンジンもシーマと同様のVK45DE型 4.5L V型8気筒DOHC(280PS)を搭載する。外見上の違いとしてはフロントグリル、フードマスコット、リアのナンバープレート位置など。目に見えない相違点としては遮音材が厚くなっており、静音性が向上している。
グレードは「ソブリン5人乗り」と「ソブリン4人乗り」の2種類のみ。4人乗りにはセダンとしては初めて助手席格納シートが装備された(5人乗りにもオプション設定)。また、後席VIPパックとしてバイブレーター付きリラックスシート、後席テーブル、後席乗降グリップがセットで装備される。このような装備の差で4人乗りは5人乗りより約100万円高い。
後席モニター(アームレストにはビデオ入力装備)、後席DVDプレーヤー、ボーズ製8スピーカーサウンドシステム、後席コントロールスイッチなど他の車でオプション設定される様な装備が全て標準装備されている。後席VIPパック装着車は後席を優先したものなので、助手席パワーオットマン機構や助手席アクティブヘッドレストは装備されない。「ソブリン」エンブレムは先代から唯一流用されたパーツであり、フェンダーにグレードエンブレムが装備される日本車は、近年のモデルではプレジデントのみである。
2008年2月にシーマとともにマイナーチェンジ。本革の車検証ケースが標準装備となり、ナビゲーションがカーウイングスに対応。またボディカラーに新色のブレードシルバーを追加した。
2009年1月14日に一部改良。シーマと同様にフードオーナメントが隆起タイプから埋め込みタイプに変更される。
2010年6月生産終了。以降は在庫対応分のみの販売となる。
2010年8月共通の車台を用いている高級セダンのシーマとともに販売終了し、ウェブカタログからも削除。衝突時の安全基準に適合しなくなるため、その安全基準に適合させる開発を進めるには販売台数が足りないためである。この結果、日本国内で販売される日産の8気筒エンジン搭載車、自社製ゲート式トランスミッション搭載車、全長5メートル超の乗用車が消滅し絶版車となる。
格下のシーマのボディをそのまま流用した結果、本来後席にVIPを乗せると言う役割を果たせなくなり販売台数もトヨタセンチュリーには及ばなかった。
(画像は前期タイプ)
グレードは「ソブリン5人乗り」と「ソブリン4人乗り」の2種類のみ。4人乗りにはセダンとしては初めて助手席格納シートが装備された(5人乗りにもオプション設定)。また、後席VIPパックとしてバイブレーター付きリラックスシート、後席テーブル、後席乗降グリップがセットで装備される。このような装備の差で4人乗りは5人乗りより約100万円高い。
後席モニター(アームレストにはビデオ入力装備)、後席DVDプレーヤー、ボーズ製8スピーカーサウンドシステム、後席コントロールスイッチなど他の車でオプション設定される様な装備が全て標準装備されている。後席VIPパック装着車は後席を優先したものなので、助手席パワーオットマン機構や助手席アクティブヘッドレストは装備されない。「ソブリン」エンブレムは先代から唯一流用されたパーツであり、フェンダーにグレードエンブレムが装備される日本車は、近年のモデルではプレジデントのみである。
2008年2月にシーマとともにマイナーチェンジ。本革の車検証ケースが標準装備となり、ナビゲーションがカーウイングスに対応。またボディカラーに新色のブレードシルバーを追加した。
2009年1月14日に一部改良。シーマと同様にフードオーナメントが隆起タイプから埋め込みタイプに変更される。
2010年6月生産終了。以降は在庫対応分のみの販売となる。
2010年8月共通の車台を用いている高級セダンのシーマとともに販売終了し、ウェブカタログからも削除。衝突時の安全基準に適合しなくなるため、その安全基準に適合させる開発を進めるには販売台数が足りないためである。この結果、日本国内で販売される日産の8気筒エンジン搭載車、自社製ゲート式トランスミッション搭載車、全長5メートル超の乗用車が消滅し絶版車となる。
格下のシーマのボディをそのまま流用した結果、本来後席にVIPを乗せると言う役割を果たせなくなり販売台数もトヨタセンチュリーには及ばなかった。
(画像は前期タイプ)
歴史
当店では特にPGF50型をお取り扱いしております

- 燃費
- 街乗りで5~6km
- 特徴
- グレードはソブリンのみで4人乗りと5人乗りが有る。
- 特徴
- 足廻りはG50系に採用された油圧アクティブサスペンションが廃止されノーマル形状となった。2010年6月に生産中止、同8月に販売も中止され絶版車となった。
- ウイークポイント
- 最終型F50プレジデントはシーマをベースに制作された為、ショーファードリブンとしての後席空間の確保が出来てい無い為に窮屈で有る。